今回は利益計算の話しをしますが、これまでの記事で日中で同じ商品を探して価格差のある商品を探し出して輸入する方法はお分かりいただけましたか? もしちょっと怪しいという方はこちらの記事で復習しましょう。

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中国人パートナーを使ってアリババ・タオバオから安く商品を仕入れる方法解説

 

利益計算

 

さて、いよいよ最後の段階です。商品を仕入れるにあたって、どれくらい利益が出るのか? まずはしっかり価格差を調べて利益計算することが大切です。「価格差があるから多分利益が出るだろう」みたいな感じで輸入していると赤字になるかもしれません。あなたのビジネスを大きくして稼いでいくためにも、どのくらい利益が出ているのか把握しておきましょう。

 

利益は以下の計算式で出ます。

利益=販売価格―仕入れ価格―Amazon手数料―FBAまでの送料

 

このうち、仕入れ価格には中国国内送料や国際送料、関税、消費税(8%)が含まれています。

※関税に関する記事はこちらで詳しく説明しています。

これだけで知っておけば怖くない!関税の基礎知識

 

まあ計算式だけ見せられてもなかなかピンとは来ませんよね。そこで何か例があった方が分かりやすいと思うので、例を出して解説してみたいと思います。ちゃんと付いてきてくださいね。

 

実際に計算してみた

 

今回は日本Amazonで現在『827円(販売価格)』で販売されている以下の商品を中国で仕入れて販売すればどれだけ利益が出るのか計算してみたいと思います。

商品代金

仕入れ価格

こちらがアリババのページです。日本で872円の商品を18元で仕入れることが出来ます。18元というと、今日のレート(2017/12/6)は1元=16.9円ですので、日本円に直すと304円(商品価格です。仕入れ価格はこの304円に中国国内送料と関税、消費税(8%)が掛かってきます。引き続き計算していきましょう。

中国国内送料

 

中国国内送料とは仕入れ先から中国人パートナーや仕入れ代行会社に送ってもらう送料です。この商品をひとつ中国人パートナーの会社がある「金华」まで送ってもらうのに必要な中国国内送料は6(約100円)だそうです。直接商品を仕入れ先から日本に送ってもらうことも出来ますが、このビジネスは複数の仕入れ先から輸入するため別々の箱で届くよりも、一旦パートナーに送ってもらって荷物をひとつにまとめてもらってから一つのダンボールで日本に送ってもらった方が結果的に安くなります。

 

国際送料

国際送料は従量制で重さで料金が変わります。この商品の総重量は77gなので国際送料は1kの料金で送られることになります。これを中国から日本まで郵便局の国際便(EMS)で送ってもらうと、1000円は確実にかかってくるため今回は船便で送ってもらうことにします。

 

上記の通り船便であれば130円(国際送料)で日本まで送ってもらえそうです(小型は2kまで)。ただし、船便は日本に到着するまでに1ヶ月前後かかるので商機を逃さないように注意が必要です。

関税

関税は仕入れ総額が16666円以上になっていない場合は免税になります。なので、今回は0(関税)です。

消費税

消費税は商品価格に対してかかる訳ではなく、国際送料と関税が加算された額に対して8%の税金が課されます。今回は関税が発生していませんので、商品価格6元(約100円)と国際送料130円の合計230円に対して8%が徴収されるわけです。つまり、消費税は18円ということになります。

 

ここまでは良いでしょうか?次はAmazonFBA手数料の計算をしていきます。簡単なのでしっかり付いてきてくださいね。

 

AmazonFBA手数料

FBAの手数料を自動で計算してくれる無料ツールがあります。

 

FBA料金シュミレーター

使い方は簡単です。FBA料金シュミレーターを開いて検索窓に商品名を入力するか商品のASINをコピペして検索すればすぐに手数料を確認することが出来ます。

FBA料金シュミレーターはこちら

 

以下は検証結果です。商品を827円で一つ販売するたびにAmazonに徴収される手数料は346円(FBA手数料)ということが分かります。尚、手数料は価格によって変動します。今現段階では827円の商品を販売するのに対して594円(商品価格+中国内送料+消費税+AmazonFBA手数料)しかかかってないわけですから、233円の利益が出る計算になります。しかし、もうひとつ掛かってくる費用があります。それはFBAまで送る送料です。

 

 

FBAまで送る送料

 

ぼくの会社は和歌山にあるので、この商品をFBAに納品する場合は恐らく大阪のAmazonの倉庫に送ることになると思います。そう仮定したとき、ぼくは定形外郵便で送るでしょう。和歌山から大阪までの定形外郵便の送料は100gまでなら220円(FBAまで送る送料)で送ることが出来ます。これで利益計算に必要なすべての金額が出揃いました! いよいよ計算してみたいと思います。

 

利益=販売価格(827円)―仕入れ価格(594円)―AmazonFBA手数料(346円)―FBAまでの送料(220円)=ー43!爆

 

赤字!?

一ヶ月前後も船便で日本に到着するのを待って、赤字って!これではバカ臭くてやってられませんよね。何がいけなかったんでしょうか?ビジネスでもなんでも今よりもいい結果を出すためには、常に改善策を考えることが大事です。

 

この商品で稼ぐことはできるのか?

 

それでは、ここからはこの商品で何とか稼ぐことはできるのかどうか計算してみたいと思います。

 

1.仕入れ個数を増やす

 

利益を増やす方法として一番かんたんなのは単純に仕入れ個数を増やすことです。まず、何が利益を蝕んでいるのか?と考えたときに、2つあります。それはAmazonのFBA手数料と送料です。この2つのせいで儲かるものも儲からなくなっているのです。しかし、AmazonFBA手数料はAmazonで販売している以上、自分でコントロールすることはできません。つまり、これはコントロールできない費用です。一方、送料は仕入れ個数を増やすことによってコントロールできる費用です。どういうことかというと、ひとつあたりに掛かる送料を相対的に安くすればいいのです。先ほどの商品の例だと、ひとつあたりの中国内送料は6元でした。しかし10個だと送料はどうなるでしょうか?

 

 

変わらないんです!先ほどはひとつにつき6元(約100円)の送料が掛かっていましたが、10個で6元の送料になると一つ当たりにかかる送料は約10円になります。送料が少なくなる分、利益の額も僅かながら増やすことが出来ます。

 

2、国際送料を安く

 

中国内送料は仕入れ量を増やすことで一つ当たりに対する送料は10分の一になりました。それでは国際送料はどうでしょうか? 計算してみたいと思います。

先ほども説明したように国際送料は重さによって値段が変動します。どの代行会社も、国際送料が安くなってくるのは大概21kgからですが、この商品はひとつ77gしかないので、10個仕入れても7.7kgにしかなりません。もし仮に通常のEMSで中国から商品を送ってもらうとすれば、送料は8,900円かかります(料金表確認)。ということは、商品ひとつに掛かってくる送料は890円!赤字決定ですね。ただし、船便であれば一ヶ月前後待たなくてはなりませんが3,700円で送ってもらえます。つまり、ひとつあたりの送料は370円となります。って、ひとつの時より高なっとる!これはなぜかというと、先ほどは使えた小形包装物は2kgまでの商品しか使えないからです。

 

 

ただFBAまで送る送料は安くなります!

 

和歌山から大阪まで普通料金だと100サイズで1140円(ゆうパック運賃表)です。ということは、つまりひとつの商品に掛かる送料は114円!ということになります。もし仮にこれが20個だとすれば半分の57円になり、相対的に安くなっていきます(一個の時は220円)。

 

すべての数字が出そろった今、もう一度利益計算してみたいと思います。

利益=販売価格(827円)―仕入れ価格(774円)―AmazonFBA手数料(346円)―FBAまでの送料(114円)=―407円!爆

 

赤字が膨らんどる!

 

まとめ

 

他にも値下げ交渉をして大量に商品を買う代わりに安く仕入れてコストカットを考えたり、他の商品と組み合わせて日本に送って送ってもらえば儲かるかなど考えたのですが、結論としてはどの方法を用いてもこの商品で稼ぐことはできなかったです。今現在、例の商品をFBA出品しているセラーは全員赤字で出品していることに気付いていないのでしょう。

 

ただひとつ、これで分かったのは中国輸入は1000円以下から始められるということです。